久しぶりの更新と転職活動

かなり間が空いてしまいました。仕事が忙しかったのもありますが、転職活動をしていましたのであまり更新する気になれず放置していました。

独立起業とか言いつつ転職なのはどうなの?という声も聞こえてきそうですが、現在の職場での技術スキルの習得環境や待遇面で不満があり、経験を積む意味で他社に移る決心をしました。現状に文句言いながら、かといって行動もしないと言う個人的に嫌いな人種になりたくなかったからというのもあります。各々事情があるので難しいところですけどね。

さて、その転職活動ですがいくつか進めてみた結果、不調に終わりました。その中で感じたことを今回書きたいと思います。

中小建設業への転職

この案件は大手転職支援サイトに登録後、エージェントからエグゼクティブ求人としてオファーがあった案件です。条件としては室長待遇で1,000万、内容としてはIT部門の強化ということでほとんどないような社内ITインフラを一から構築していく、対外的にもそういったサービスを提案・計画・実行するといった幅広い内容でした。内容的には何でも屋ですが、コンサル的なことも含めた内容であったことと、給与に魅力を感じて応募しました。さらに言うと自宅より車で30分程度で通勤時間も大幅に削減できるという願ってもない環境でした。

ここまでの内容を見ると条件的にはすごく良い内容でしたが、前述の通り破談となってしまいました。よさそうな案件なのになぜ受けなかったか、その理由も含めて以下に記述したいと思います。

違和感に次ぐ違和感

書類選考もほとんどあってないような状態で、最初から本社で社長面談、終始穏やかな雰囲気で進んでいました。しかし、最初の面接でまず1つ目の違和感がありました。面接での質問事項が思ったよりも薄いこと。相手の本職は建設業なのであまり詳しくないからかと、自分を納得させて会話しておりましたが、なぜか好感触で2回目以降の面談をするという話になりました。転職初心者の私はそのステップがどのような手続きを踏んで進められるかさえあまり理解していない状態で転職活動をしていたため、いつどういう形で内定が決まるのかが疑問に思いました。

そして2つ目の違和感として、現在経営者層を強化するためにIT部門以外に経営部門などに大手から人が先月入っているですとか、今も並行で1名という話がありました。事前に見たIR情報では直近の業績はあまり芳しくなく、人を入れている余裕があるのかという疑問がわきます。

もうここまで行けばお分かりかと思いますが、結果詐欺求人でした。提示された条件提示書を見て但し書きで年収水増し、室長どころか平社員待遇でした。年収ベースで200万以上落ちます。当然お断りしました。

求人内容に騙されないためには

正直条件提示所までもらってしまった時点で私は騙されています。未遂とはいえ、数々の違和感を違和感のまま進めてしまった、確認しても違和感が残るような状況は問題があることが多いです。

仕事でもごまかした仕事は大体突っ込まれて手戻りするし、ぼやっとした違和感や不信感が残る案件は大体その通りに問題になります。問題にならないことのほうが少ないです。

なので、違和感があればしっかり確認すること、確認しても違和感が解消されなかったり、不信感が感じられたらやめておきましょう。特に今回は大手エージェントということで違和感がありながらもまさかそんな詐欺求人を出さないだろうと考えながら選考進めていました。もうこの時点でだまされていますね。

ただ、この違和感や不信感は経験則な部分があるので万人が同じ基準で感じないので、良いも悪いもアンテナ張って感度高めていかないといけないですね。

大手コンサルファームへの転職

前述の件で中小企業に見切りをつけた私は、大手への転職を試みます。転職先はIT系の大手コンサルファームでテレワーク完備で給与面待遇面も申し分なく、選考も問題なく進んでいきます。面接もリモート面接でした。

ただ、こちらもやはり違和感がありました。

希望職種との差異

私の希望はコンサルといった上流に近い職種を希望していました。面談の中で会話していくうちに、開発・運用・保守がメインで結局現在の職種と大差がないポジションの求人であることがわかりました。

話を聞いているとやはり提供して終わりではなくて、運用保守も当然のように誰かがやらないといけない、企業規模が大きくなればそういうための社員もいるし、自分のしたい仕事ばかりできるわけではない。結局やることが若干違うだけで今務めている会社とそう大差がないことがだんだんわかってきました。なので、ここでの違和感は不信感といったそういう類ではなく、自分の思い描く職種とのミスマッチでした。

転職する意味を考える

給与面では今よりも若干良くなり、テレワークも完備、転職先としては現在よりも良くなるということで、転職先として申し分ない一方で、将来的なことを天秤にかけて考えました。

現在の職種には不満を持っています、ただ安定していて新しい人間関係の構築も不要、転職先でも似たような業務内容になる。給与面はよくなるんでないの?という話もありますが、役職は現職のほうがおそらく上がりやすいのでそんなに差異が出ないと考えています。何より新しいことを覚えるために新たに勉強する必要が出てくるので、自身のスキルとしては上がると思いますが、目標としている資格取得の時間が削られてしまうという弊害もあり、今回は転職をあきらめることにしました。

転職活動をしてみて感じたこと

私の職種はSEですが、給与面でのボリュームゾーンとしては450万~800万ぐらいが多いと感じました。一般的な平均よりはやや高めで転職はできそうです。今回転職活動をやって見て感じたことがいくつかありました。

  • 自分のおおよその市場価値価値がわかる。
  • 他社の内情や環境を直に感じることができ、現在の自分の置かれている環境を見直すことができる。
  • 中小企業への転職を考える場合は慎重にする。(大手でも当然の話ですが・・・)

今回転職活動をしたことで多少のガス抜きにはなりましたので、やって損したということはなかったです。色々見ることができるので、転職活動をしたことがない方やしたことがない人も一度やってみるだけやってみるのもよいかと思います。

また、現在新型コロナウィルスの影響で自社も在宅勤務が推進されたことで週3は自宅で仕事をしています。通勤時間の短縮を転職の条件の一つにしていたので、これはうれしい誤算でした。ただ、運動不足と気軽にお菓子をつまめる環境になったことから、人間ドックでメタボ予備軍に。とほほ。。。

これから在宅勤務が増える方、すでに在宅勤務な皆さんもお体に気を付けください。